瀬戸内海国立公園

日本初の国立公園

 瀬戸内海国立公園は、昭和9年に日本で最初に指定された。
紀淡海峡、鳴門海峡,豊予海峡、関門海峡の4つの海峡に包まれている。面積はおよそ6万2781ha、国立公園として最大規模である。
四季を通して温暖で、波の穏やかな内海は、迅速な海上交通を可能としたため、古くから人や物資が行き来する交通の大動脈であった

3000の島と息づく文化

 瀬戸内海沿岸は交通の要衝として早くから発達し、さまざまな文化が育まれた。しかし、今日の美しい多島海の風景として「瀬戸内海」という概念が生まれたのは遅く、幕末から明治にかけて日本を訪れ、瀬戸内海を旅した外国人の目を通して芽生えていったものと考えられる。
静かな海に浮かぶ大小の島の数はおよそ3000.その島々の間を行き交う船、島にかかるいくつもの橋、昔ながらの趣を残す漁村や集落、白砂青松の海岸、温暖な気候と地形を生かしたミカンやオリーブの段々畑。これらは自然と人間の営みが調和した美しい景観として多くの人を魅了している

備讃瀬戸

瀬戸内海で何がすばらしいかといえば一番は島の多島美とそこに映える夕日であります。
昨年の「瀬戸内国際芸術祭」が開催され全国から若者を中心として多くの方が7つの島に訪れ、瀬戸内海の今後の在り方に新しい指針を示してくれました。
これを機に忘れ去られて、過疎化が進んでいる島に元気が芽生えることを大いに期待したいと思います。明治時代に外国船がこの瀬戸内海を航行してこの地を「世界の宝石」と絶賛され、そのすばらしさは世界の人が認めるものであります。私たちはこのすばらしさを島の人とともに次世代につなぐ財産として残していきたいものです。